SERVICE事業案内

放課後等デイサービス SAKURA BASE

「安心してチャレンジできる空間」をめざして

2022年9月1日にオープンしたSAKURA BASE最大の特徴は、自社運営のカフェスペースでお店づくりができることです。
自分で考えたメニューを調理してお客さんに提供したり、接客を通して地域の方々とコミュニケーションの練習をすることができます。また、集客方法やお店を良くするための方法など店舗運営も行いながら自分の得意な分野を見つけ引き出し、引き伸ばします。
地域社会で個性を活かして活躍してほしいという思いから、SAKURA BASEでは「やりたいことになんでも何度でも一緒にチャレンジできる」場所づくりに励んでいます。失敗したということはチャレンジした証。成功と失敗を繰り返し、“安心してチャレンジできる環境”を提供します。今だけでなく５年後、10年後、その先の将来を見据えながらサポートしてまいります。

特徴は「3つの“S”」

１つ目の“S”…「SST」
SSTとは、社会生活を円滑に楽しむためのスキルを身に付けるトレーニングのことです。一人ひとりの成長に合わせてご提供します。

２つ目の“S”…「SPORTS」
運動会前やマラソン大会前など、学校行事に合わせたトレーニングを兼ねてサービスの提供を行います！

３つ目の“S”…「SHOP」
SSTで行った訓練を、実際のお店運営を通して学びつつ成果を発揮できる場を提供します！小中学生には働く前の準備を。高校生にはカフェの運営やECショップの運営などの実践を。

カフェ運営

去年の9月にSAKURA BASEを開所して以来、カフェのオープンを目標に、何度も接客の勉強をして、あいさつの練習をし、商品の運び方から練習して、ようやく2023年4月1日プレオープンを実施しました。実際にお客さんに来てもらうことで、緊張して練習の成果が発揮できない場面もいっぱいありました。あいさつの声が小さくてお客さんに聞こえないことも…。閉店後の反省会では本気で落ち込むことも何度もあり、なかなか前に進めない日々もありました。しかしそこから振り返り→反省→準備→本番とサイクルを何度も繰り返すことで少しずつ成長してきました。

本当の店舗を利用して、本気の厨房機器で作業することで、真似事やカフェごっこではないので、子ども達も真面目に仕事に取り組むことができます。美味しいコーヒーを地域の皆様に届けたい。美味しいデザートを食べてもらいたい。との思いでスタッフと子ども達とで日々奮闘中です。

駄菓子屋運営

子ども達が自分達で売れる商品を考えて、仕入れ、値付け、品出し、販売、在庫チェック、売り上げ確認等まで行います。最初はよくわからないまま活動を行っていましたが、実際に地域の子ども達が来てくれて接客することで挨拶をする、お礼を言う、お客様の意見を聞いたり、“これはよく売れる商品や”ということに気づいたり。また自分が売れると思って仕入れた商品が人気なくてショックを受けることも…。今までSSTで取り組んできた内容を、実践することで定着してきています。

最近では子ども達の間でジュースやアイスクリームの販売をしたいとの意見が出てきて、冷蔵ショーケースの購入のため稟議書の作成も行いました。実際に社長に提出→稟議が通る→冷蔵ショーケースを購入→品出しを行いジュースの販売を実施しています。

また駄菓子屋の運営を通して地域の子ども達と仲良くなり、近くの公園で一緒にドッヂボールや鬼ごっこを楽しむ日もあります。最近ではゴミ問題にも着目し、市役所にボランティア申請し、ゴミ袋をいただき、地域の子ども達と一緒に公園清掃活動も頑張りました。

施設実習

法人内にある高齢者デイサービスへ実習に出かけ、将来の仕事に向けて経験を積み重ねていきます。もちろん実習前にはSAKURA BASEで調理の実習をしたり、あいさつの練習をします。高齢者の方とのコミュニケーションの取り方も勉強しています。当日はその日の目標を決めて実習に向かいます。『絶対に大きな声であいさつする』『必ずテーブルで一緒に会話をする』『配膳を完璧にする』等の目標を立てて実習へ。

実際にやってみると思っているように伝わらないことも多々あります。緊張して声が出ないこともあります。実習帰りにはみんなで反省会をして、お疲れ様スイーツを楽しみます。何度も実習を繰り返すことで徐々に慣れていき、今では高齢者の方が実習に来てくれるのを楽しみに待っているとの声も聞きます。こんな声があると子ども達もやる気で次回も頑張ってくれます。大変だけど頑張って取り組めば、誰かが喜んでくれる。誰かの役に立っているということを身近に感じて仕事の大変さとやりがいを学んでいます。